抵当権と根抵当権の違いをわかりやすく解説:不動産取引で重要

最終更新日:2025/03/13

不動産取引に必須!抵当権と根抵当権の違いを理解しよう

不動産購入や資産管理に欠かせない「抵当権」と「根抵当権」。
一見似ているが、実は異なる特性を持つ両者について理解しておくことは大切です。
抵当権が物件の売却代金から融資額を優先的に回収するのに対し、根抵当権は何度でも融資を受けることが可能な特性を持っています。
本記事ではそれぞれの特徴や違いを明確にし、不動産取引におけるリスク管理のポイントを学んでいきましょう。

抵当権と根抵当権の違いをわかりやすく

不動産購入や資産管理を行う際に出てくる「抵当権」と「根抵当権」。
これらは一見似ていますが、一体何がどう違うのでしょうか?
不明確なままでは、不動産の取引や資産管理に大きなリスクを抱え込むかもしれません。
今回は、抵当権と根抵当権の違いをわかりやすく解説していきます。

抵当権と根抵当権の違いをわかりやすく:抵当権の概要

抵当権とはどういったものなのでしょうか?

質問者
不動産の専門家

抵当権とは、固定資産について融資を受ける際などに設定される権利のことを指します。この権利を設定することで、融資を受けた側が返済義務を果たさなかった場合、融資をした側は抵当権が設定された物件について、強制的に売却することができます。

抵当権は、融資を受ける際などによく使われる、物件を担保にして借りたお金の返済を保証する権利のことを言います。
借りたお金を返せなかった時に、融資をした銀行等がその担保物件を売却して返済に充てることができます。
詳しくは売却した際の代金から、未返済の融資金額を優先的に回収できる権利が抵当権となります。

抵当権と根抵当権の違いをわかりやすく:根抵当権の特性

なるほど、では根抵当権とは何が違うのでしょうか?

質問者
不動産の専門家

根抵当権は、土地や建物などの不動産について回数や期間を特定せずに何度でも貸し付けをすることができる権利です。設定する際には金額の上限を定めますが、その範囲内であれば何度でも貸し付けることが可能となります。

根抵当権は、抵当権と同じく融資の保障となる権利です。
ですが、何度でも利用できるという特性があります。
例えば、5000万円の根抵当権を設定すれば、その範囲内なら何度でも融資を受けることが可能です。
ただし、一度に5000万円を超える融資は出来ません。
また、融資額が増えるごとに不動産の担保価値が減っていきますので、注意が必要です。

抵当権と根抵当権の利便性を比較

抵当権と根抵当権のどちらがより有利なのでしょうか?

質問者
不動産の専門家

その利便性は、一概にどちらが良いとは言えません。何度でも融資を受けることができる根抵当権は、事業性資金など短期間で多くの融資を必要とする人には有利でしょう。一方、一度の大きな融資を必要とするなら抵当権の方が簡単な手続きで済みます。

どちらが優れているかはその使用目的次第です。
また、抵当権と根抵当権を適切に選んで使うことで、借入れの柔軟性を得ることができます。
ビジネスの規模や計画、未来の見通しを考えて、最善の選択をすることが大切です。
これらを理解しておけば、返済計画や不動産取引をよりスムーズに進められるでしょう。

抵当権と根抵当権の順位付けについて

一度抵当権を設定した不動産に、後から根抵当権を設定することは可能なのでしょうか?

質問者
不動産の専門家

可能ですが、すでに抵当権が設定されている場合、後から設定した根抵当権はその抵当権よりも順位が下になります。つまり、抵当権が優先的に返済された後に、根抵当権の返済がなされます。

一般的には、既存の抵当権の返済が済んだ後に次の抵当権に移るという形になります。
これは、ある不動産の多額の融資を引き受けるリスクを回避するための仕組みです。
例えば、ある不動産に1000万円の抵当権と5000万円の根抵当権が設定されているとします。
その場合、まず1000万円の抵当権が満たされた後に、残りの資金で5000万円の根抵当権が満たされる形になります。
しかし、根抵当権については融資の度に設定や解除の手続きを必要とします。
ですので、その点は理解しておいた方が良いでしょう。

根抵当権付き土地の購入時のリスクと対処法

具体的なケースで考えてみたいのですが、例えば自分が土地を購入しようとしていて、その土地に根抵当権が設定されていると知ったときは、どう考えるべきでしょう?

質問者
不動産の専門家

根抵当権が設定されている土地を購入するということは、ある程度のリスクを伴います。購入する前に、その土地に対してどれだけ借入れがあるのか、そして現在の所有者が返済をしっかりと果たしているのかを確認することが大切です。また、購入後にその根抵当権をどう処理するか、売主と交渉する必要があります。

根抵当権が設定されている土地を購入する際には、そのまま買ってしまうとリスクが高まることがあります。
土地に設定されている根抵当権が利用され、財産を失う可能性があります。
そうならならないためにも、購入前にきちんと根抵当権の状況を把握することが重要です。
また、売主と交渉することも大切です。
例えば、売主に売却前に根抵当権を解除してもらう、あるいは購入代金から根抵当権の返済額を差し引くなどの交渉が可能です。

抵当権と根抵当権の重要ポイント

抵当権と根抵当権の違いや、それぞれの利便性、そしてそれらの権利が設定されている不動産を購入する際の注意点について理解できました。これから不動産を取引する際には、しっかりと抵当権や根抵当権の存在を確認して、リスクを充分に考えた上で進めようと思います。ありがとうございました。

質問者

今回学んだ主なポイントを再確認してみましょう。

  • 抵当権とは、融資に対する返済義務を保障するために設定される権利。その物件の売却代金から融資額を優先的に回収することができる。
  • 根抵当権は、一定の範囲内で何度でも融資を受けることが可能な権利。ただし、一度に全額の融資はできず、また融資額が増えるごとに不動産の担保価値が減っていく。
  • 抵当権と根抵当権は、その使用目的や業態、未来の見通しにより最適な選択が変わる。
  • 既に抵当権が設定されている不動産に後から根抵当権を設定した場合、既存の抵当権が優先される。
  • 根抵当権が設定されている土地を購入する場合は、売主との交渉や現状の把握が重要。

これらを理解すれば、不動産の取引や借入れにおける選択肢が広がるでしょう。

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不動産ひろば サイト管理者

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